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【数学】「みんなで検証!」 ~サイコロの各目が出る確率は6分の1か~

教科指導

2学期に入ってから、中2の数学では「場合の数・確率」を学習しています。授業の中で「サイコロの各目が出る確率は?」という問題に対して、「6分の1」!と全員が答えていました。しかし・・・・・・、「実際にサイコロを振ってみると、本当に確率は6分の1なのか?」。これは、みんなで検証してみるしかない!

「当たり前」を敢えて疑ってみるCritical Thinking(批判的思考力)は、イノベーションに不可欠な要素。仮説的思考力を鍛える観点も併せて、全員にサイコロをひとつずつ渡し、実験スタート!まずは、1人1人がサイコロを振り、出た目をカウントしていきます。時間を区切ってサイコロを振ったので、それぞれが振った回数にはばらつきがありましたが、多い人で400回振ることができました。

22690回振った結果.png

次に2人~5人のグループになり、出た目を合計します。自分だけの結果とグループになったときの結果でどんな違いがあるか、話し合いをしました。さらに、そのグループの結果をクラス全員で合計しました。やはり確率がちょうど6分の1になることはありませんでしたが、「どうして6分の1にならなかったのか」をみんなで話し合い、様々な意見が出てきました。

生徒達の意見.png

校長先生、教頭先生をはじめ色々な先生にもご協力頂きました。この実験で振ったサイコロの回数は、総計で22,690回!集計結果は折れ線グラフの通りとなりました。教科書に記載された内容を、時には自分の手で実際に試してみるのも重要なことですね!


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