明法ニュース 部活動

【部活動報告】科学部 「河川見学」 → 巡視船に乗り荒川を下りました!

部活動
 3月31日国土交通省の巡視船に乗船し荒川を下り、川の中からの「河川見学」を実現しました。

 経路は、北区・荒川下流河川事務所(乗船)→ 新河岸川 → 岩淵水門 → 荒川 →荒川ロックゲート通船体験 → 旧中川 → 荒川 → 東京湾・国際展示場前船着場(下船)時間は約4時間でした。

「環境を考えた科学とものづくり」をテーマに活動する科学部は、毎年行われる全国一斉水質調査に毎年参加し、学校近くを流れる野火止用水を担当しています。そこで測定データを報告し、また、国土交通省が主催する「川でつながる発表会」で日頃の川と関わる活動成果について発表しています。

 さらに、担当している野火止用水を流れる水を追って、東京湾までの川歩き活動を行っています。今年2月の川でつながる発表会で、コメンテーターの方から明法の発表に対して、「毎年川歩き活動で、陸から川を観察する活動をされているようなので、機会があれば逆に川の中から観察してみて下さい。また新しい発見があります」とのコメントをいただきました。

 これに対する返答で、部長は、「次回川歩きでは隅田川を下ることになっているので、隅田川を走る定期船の「水上バス」に乗って川の中からも観察をしたい」と発言しました。このようなやりとりがあったので、主催者の国土交通省の方からの提案で巡視船乗船が実現したのです。

 乗船中部員たちは、川の中から見える建設中の東京スカイツリーなどの景色を写真に撮ったり、国土交通省の方の説明のメモを取り、旧中川と水位が大きく違うために災害時通船を主な目的に設けられた荒川ロックゲートで、2m以上違う水位を2つの水門を閉めて調節して船を通す通船を体験したり、さらに3地点で船を止めていただき、水をくんで水質調査も行うなど、普段なかなか体験できない活動をし、とても充実した活動を行いました。

 学校に戻り、部員たちは、今後の発表のためにさっそく記録をまとめています。



乗船した巡視船あらかわ号高速道路の橋脚を見上げる荒川ロックゲートを通過、ゲートの向こう側が中川となる
 
船内で水質調査をする船内から写真撮影中