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【行事】第52回卒業式が行われました

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全員で記念写真.jpg気持ちよく晴れて暖かくなった3月3日(土)に、本校講堂にて明法高等学校第52回卒業式が行われました。

今回の卒業式では、卒業証書授与から校長式辞の間、琴、篠笛、尺八の生演奏が舞台で行われ、厳かな雰囲気で式が行われました。卒業生たちの式に臨む態度も素晴らしいものでした。

卒業式の後は、まず各部・同好会ごとに後輩が先輩の卒業を祝う会などが行われ、それに続き、舞台を体育館に移して、「卒業を祝う会」が立食パーティー形式で行われました。

父母の会の主催で行われた「祝う会」では、高3担任団からの挨拶や写真撮影、保護者の方が作成したスライドの上映などが行われました。高校3年生の担任からは、「これまで育ててくれた保護者への感謝の気持ちを忘れずに」という言葉が何度もありました。

会の終わりには、サプライズで、今年定年を迎える高3担任へのプレゼント贈呈や、高3生徒からの教員、そして保護者の方に向けた挨拶などがあり、盛り上がりの中、「祝う会」が終了しました。

本日卒業を迎えた52期生の輝かく未来を期待しています。

以下、卒業式での校長の式辞の抜粋を掲載します。


 朝、久米川駅を降りて、学校まで徒歩で約30分、途中東村山中央公園を通る。

 よく見ると、地面や木々には、硬いけれども小さな芽があり、春の訪れを感じる。

 そして、また1年が繰り返されると思い、ほっとするのは私だけだろうか?

 こうやって、自然を、見たり、嗅いだり、聞いたり、触ったり、味わったりと5感を通して、何年も人は営みを繰り返してきたのだろう。

 そして、日本には、俳句の季語にもあるように、椿や梅、桜の花などは、春の訪れを感じさせ、別名春告鳥(はるつげどり)といわれるウグイスや、ヒバリなど、春の風景にふさわしい鳥もいる。

 本当に、日本という、四季豊かな素晴らしい場所に生きていることに感謝したい。

 こんなことを考えながら学校に到着した。今日は卒業式である。

 卒業生諸君、卒業おめでとう。

 また、保護者の皆様、お子さまの卒業、誠におめでとうございます。

 さて、皆さんは、コウノドリというドラマをご存知ですか?

 今、琴と尺八が奏でている曲名は、この「コウノドリ」というドラマで、産婦人科医である主人公が、謎のピアニストとして、演奏している曲です。

 作曲家は、清塚信也(きよづか しんや)、曲名は「For Tomorrow」。もともとはピアノ曲であったものを、今日のためにアレンジしていただいています。

 紹介が遅くなりましたが、ステージ上で、お琴と尺八を演奏していただいているお二人をご紹介いたします。

 お琴を演奏しているのは早川智子先生。生田流宮城社(いくたりゅう みやぎしゃ)大師範です。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業後、同大学大学院音楽研究科修了。その後、カーネギーホールをはじめ、NHK「芸能花舞台」の出演等、幅広く演奏活動を行っています。

 尺八の奏者は、竹井 誠(たけい まこと)先生。日本音楽集団に所属し、篠笛、能管、竜笛も演奏し、数少ない笛と尺八兼任奏者として、海外公演もなさっています。また、演歌、ポップス、民謡、CM、劇中音楽のレコーディングも幅広く行っています。

 さて、このドラマは、お産医療の最前線で戦う産婦人科医「鴻鳥サクラ」を中心とした医療チームと患者、生まれてくる新しい命を厳しくもまた温かい目線で描いています。

 そのドラマの中に「君はこれから人より何倍も辛いことがあるかもしれないね。けどね 君はいつか 人の何倍も何十倍も幸せになることだってできるんだ。負けるなよ 生まれてきて おめでとう」「出産は奇跡!生まれてくるその瞬間まで何が起きるか分からない」というメッセージがありました。

 卒業する諸君、君たちはこの奇跡とまで言われる出産を経て、お母さんから生まれてきました。

 ほとんどの人は今18歳。ここまで育ててくれたお父さんやお母さんに感謝し、折角、生まれてきた人生です。生涯にわたって、素晴らしい人生を送ってください。

 ところで、2月9日から平昌で始まった第23回冬季オリンピックが25日に幕を閉じました。日本人の活躍に心を踊らされた人たちは多いと思います。

 オリンピック大会主催者であるIOCは、「オリンピックを通じて、人類が共に栄え、文化を高め、世界平和の火を永遠に灯し続けること」を理念としています。そして、オリンピック憲章では「オリンピズムの目的は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てること」とあります。

 私は、この世界平和の火や平和な社会の推進という精神に強く賛同しています。しかし、視点を変えて、このような平和を享受できる人々とできない人々がいることも忘れてはいけないと思っています。

 それにしても、なぜ? 世界中で、貧困や飢餓、民族対立や紛争、テロや戦争などがなくならないのでしょうか。人の欲望のせいか、自分だけがよければよいと思う気持ちか、気持ちのどこかで差別や傲慢さなど、人の性(さが)がそうさせているのでしょうか。

 いろいろな機関を通して、世界中で、この課題について検討や討議はされているものの、国や民族などの壁がその解決の糸口に水を差し、いまだ終息を見ることはできていません。

 そういう世界ですが、君たちには、平和のために貢献してほしいと願っています。

 自然災害も深刻です。温暖化が原因かどうかはここでは追求しませんが、気候変動や異常気象、大型台風の襲来や集中豪雨、海面上昇、大干ばつや大雪による災害は確実に多くなっています。さらに、地震や火山噴火による災害でも被害が発生しています。

 災害予知が今後も進んでいくことでしょうが、君たちには、そういう科学の進歩にも貢献してほしいと願っています。

 君たちは、大学卒業後、課題の多い大変な社会に飛び込むことになります。

 政治、経済、法律、科学技術、環境、安全、教育、医療、福祉などの様々な分野で大きな問題が待ち受けています。

 君たちには、今後、明法で培った資質や能力を発揮して、世界平和や社会貢献のために、難しい課題に果敢に挑戦してほしいと願っています。

 そして、これからの君たちの活躍に期待するとともに、心豊かな人生を送れることを祈っています。

 結びに、保護者の皆様にお祝いとお礼を申し上げます。

 中学生高校生の時代は、成長の著しいまさに怒濤の思春期です。様々なご苦労があったことでしょう。

 しかし、今ここに高校を卒業して、今後社会に飛び立つたくましいお子様がいます。卒業を心からお祝い申し上げます。

 そして、本校の発展のために常に暖かいご支援とご協力を賜りましたことに厚くお礼を申し上げ、式辞といたします。

 卒業おめでとう。

 平成30年3月3日  東京の西に明法あり

 第52回 卒業証書授与式にあたり

 明法中学・高等学校 教職員を代表して     下 條 隆 史

卒業証書授与.jpg仲間と記念写真.jpg教員の似顔絵と寄せ書き.jpgいつもの仲間と記念写真.jpg担任団に花束贈呈.jpg生徒からのサプライズ企画.jpg