明法ニュース 教科指導

【GE】医学特別講座を行いました

教科指導

医学特別講座1.jpg医学特別講座2.jpg医学特別講座3.jpg1月18日(木)、25日(木)に、日本屈指の心臓外科医である南淵明宏・昭和大学横浜北部病院循環器センター教授(本校OB)に、中学2年GE生向けに「心臓の話・命の話」と題し、医学講座を開講していただきました。

この講座内容は、カナディアンインターナショナルスクールの高校生に英語で行い、その中からその後何人も海外の大学の医学部に入学した、定評のあるものをアレンジしたものです。

18日(木)については「医師とはどのような仕事か」「どのような大学に進むべきか」についてご講演を頂き、25日(木)は「医師の報酬はどのように決まるか?」「医師の裁量権とは?」「AIで無くなる仕事とは?」といった質疑応答ののち、実物の医療器具と人工血管・人工心臓弁を用いた心臓外科手術の模擬体験を行いました。

南淵先生の説明ののち、生徒は直径2cmほどの人工血管に人工心臓弁を手術針を用いて縫い付け、南淵先生にレビュー・アドバイスを頂きます。

それが終了すると人工心臓弁の観察。今回使用したものは弁がカーボン製で耐用年数は約400年。しかし可動部に血栓ができてしまうことがあり、様々な対策が検討されながらも、完全な対策ができているものは未だに存在していないことなどをご説明頂きました。

医学特別講座4.jpg医学特別講座5.jpg医学特別講座6.jpg今回の体験に用いたピンセットや鉗子は1つが数十万円、人工心臓弁は1つで約100万円という極めて高価な装置であり、このような体験は滅多にできるものではない貴重なものです。

本学は「本物にふれる教育」に平素より取り組んでいるところですが、関係諸般の方々のご尽力により、無事この講座を開講することができました。謹んで感謝申し上げます。