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【教科】社会科伝統の地域研究を行いました

教科指導

社会科横須賀巡検①.JPG社会科横須賀巡検②.JPGああああああああああああああああああああああああああ 825()、夏期休暇中における「社会科特別講習」の一環として、地域研究(野外調査)を行いました。

 この社会科の特別講習というのは、暗記科目として認識されがちな社会科の興味・関心を高める目的として開始され、今年度で約15年続いているものです。先ずは学校内で地理、歴史、公民の各分野の事前学習を行い、実際に地域調査を行う事によって、私たちの生活に密接に関わっている社会科の問題意識を高めるねらいがあります。

 本校には地歴科地理、日本史、世界史をそれぞれ専門とする教員がいます。これらの各分野の3人の教員が引率となり、当日は快晴で暑い中、野外調査が行われました。

 高校1年生から高校2年生まで、約23人の生徒が参加しました。希望者制のため、この巡検に参加した生徒たちは皆真剣な表情です。

 当日は京急線の汐入駅に集合し、午前中が「横須賀軍港めぐり」クルーズツアー乗船、午後が「戦艦三笠丸」の記念館見学など、地理的にも歴史的にも大変意義の深い内容となりました。

 午前中のクルージングでは、滅多に見ることの出来ない、米海軍の巨大な空母「ロナルドレーガン」、日本の海上自衛隊では最大級の護衛艦「いずも」を始め、多くのイージス艦や潜水艦を見ることが出来ました。中でも、インド洋やペルシャ湾の機雷を除去するのに活躍した掃海艇は、最後の木造船となった船から、最新の強化プラスチックで作られた船まで、しっかりと見ることが出来ました。

社会科横須賀巡検③.JPG 米海軍や海上自衛隊の艦船のみならず、日産の追浜工場から出荷されるカーキャリア船や、横浜DeNAベイスターズの練習球場なども見ることも出来ました。

 昼食時には、横須賀市街地のどぶ板通りで探索活動です。興味・関心が高い生徒にとっては、もう一度軍港に足を運んでいる生徒もいて、熱心な様子でした。

 午後の三笠丸記念館は、日露戦争の日本海海戦で活躍した「戦艦みかさ」の内部を見るだけではなく、東郷平八郎司令長官になったつもりになれる簡易的なゲーム、そして実際に日本海海戦に居合わせたような気持ちになれるVR(ヴァーチャルリアリティ:仮想現実)で生徒たちからは大人気でした。

 このように本校は、社会科への興味関心を引きつけ、日々の学習活動に活かしていくことを行っています。