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【行事】第52回入学式ー校長の式辞をご紹介します

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入学式校長式辞.JPG中学生入学式前HR.JPG高校生入学式前HR.JPG

昨日4月9日(木)、第52回入学式が行われました。少し肌寒さは残りましたが、季節外れの雪が降った昨日とはうって変わって、素晴らしい天気の中、明法中学1年生に55名(うち明法GE(グローバル・エンデバーズ)が17名)、明法高等学校1年生に143名(うち高校からの入学生が70名)が、厳かな入学式に臨みました。

 入学式での校長の式辞を抜粋して掲載します。

昨日は桜の花に雪が降るという珍しい天気でしたが、本日は薄日ながらも、木々の若葉は輝いてます。

 ただ今、入学を許可いたしました中学生55名、高校生143名、あわせて、198名の新入生の諸君、入学おめでとう。心から諸君を歓迎いたします。ここに至るまでの諸君の努力を称えると共に、生徒諸君を励ましご支援いただいたご家族の皆様、関係者の皆様に敬意と感謝を申し上げます。
 
 入学という新しいスタートにあたり、私は諸君に3つのことを要望します。

 1つ目は、「良き習慣を身につける」ということです。
よき習慣は、第2の天性となり、諸君の将来を切り拓く力となるでしょう。
よき習慣を身につけるためには、トレーニング、繰り返しが必要です。気持ちの良いあいさつもトレーニングによってできるようになるのです。部活と学習の両立に苦労すると思います。しかし、部活での疲れや遊びたい心と戦い、工夫と熱意で時間管理をして、困難を乗り越えて欲しい。両立に向けて頑張ることを良き習慣としてください。

 2つ目は、「思いやりの心をもつ」ことです。
思いやりの心は、すべての人は助け合って生きているという自覚から生まれます。わがままを抑え、他人の気持ちを察することが出来るようになってください。いじめは絶対にしてはいけません。また、損得ばかりを考え、自己だけの利益を追求するという人間にならないようにしてください。芸術への関心、読書などで器の広い、器の深い人間になってください。チャンドラーの小説の中の言葉、「たくましくなければ生きていけない。優しくなければ、生きる資格はない」を心にとめてください。 
 
 3つ目は、「何事にも挑戦する」ことです。
日本の将来には、少子高齢化と人口減、グローバル化による厳しい状況が予想されます。人類が経験したことも無い問題を解決するには、新しい発想と挑戦する行動が必要です。挑戦すれば失敗もある。しかし、転んでもただでは起きない、七転び八起きの精神で挑戦してください。しかし、様々な悩みや苦しみに出合ったときは、家族、友だち、先生、誰でもいいから相談してください。必ず道は開けると思います。

 本校は今年創立51周年を迎えます。50周年を記念して、校舎の改修などと共に創立50年誌を編纂、そのダイジェスト版も作成しました。ダイジェスト版はロビーのカウンターに置いてありますので、ご希望の方はお持ちください。霊友会初代会長小谷喜美先生の壮大な理想の具現化を目指す本校の伝統をご理解いただければ幸いです。
 最後になりますが、保護者の皆様にお願いがございます。

 ご家庭では、ご子息をよく観察して成長したところ、良いところを言葉に出して認めてください。また、ご子息の気持ちを正面から受け止め、よく話を聞いてください。疾風怒濤の思春期、体も心も大きく成長します。大変失礼とは存じますが、保護者の見栄ではなく、ご子息の将来のための本当の指導助言をお願いします。最終目標は「自分で食べていける」ように育てることです。

 本日から、保護者の皆様と我々教職員は分担して、また協力して生徒諸君の教育にあたることになります。保護者の皆様と我々教職員との信頼関係が何より大切です。何かございましたら、生徒の前で学校を批判することなく、学校にご連絡をいただきたいと思います。
 
 終わりに、新入生諸君の楽しく充実した明法生活を願って式辞といたします。」

新入生は中高とも本日からオリエンテーションを受け、明法生として生活をスタートさせます。

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こちらから校長の挨拶をご覧いただけます。