明法ニュース 行事

第49回卒業式が行われました

行事
卒業生集合.JPG

3月1日(日)、本校の第49回卒業証書授与式が行われました。あいにくの雨で、少し肌寒い1日でしたが、49期生140名が無事に本校を巣立っていきました。午前中の卒業証書授与式に続き、卒業生を祝う会が行われ、和やかな雰囲気の中で、卒業生から担任や保護者に感謝の言葉が述べられました。

卒業証書授与式での校長の式辞をご紹介します(一部を省略しています)。

「明法のキャンパスにはいつもの春が訪れました。満開の紅梅は、ほのかな香りを漂わせ、侘助椿の花ではメジロが蜜を吸っています。桜や辛夷の蕾は、今咲くほどに膨らみ、活気溢れる確かな春の訪れです。

 卒業生の諸君、卒業おめでとう。心からお祝いを申し上げます。
 
 卒業に当たり、諸君の過ごした明法生活を振り返りたいと思います。
 入学直後の中1オリエンテーション合宿は、4月長野県の車山。やんちゃな生徒はホテルのドアホンでピンポンダッシュの悪戯。叱られたことも懐かしい、今は立派な青年となりました。中2でのフィールドワークは7月黒部立山。黒部ダムの迫力、雄大な立山を望んでの室堂の散策、そして松本城は素敵な思い出です。中3では、2月京都奈良の研究旅行。座禅は妙心寺、坊さんの気合いと寒さに震えました。雪の舞う京都も楽しみましたが、インフルエンザとの闘いでもありました。
 中学時代の輝く記録は、スポーツイベントでの三冠を中2で獲得したことです。体育祭、スポーツ大会、マラソン大会の優勝です。
 さて、高1では、公立中学から36人の新入生が入学。出身は異なっても、部活や委員会活動を通じて、自然な流れの中で明法生になりました。特筆すべきは生徒会に積極的に協力、中心メンバーとして明法の発展に寄与、伝統を築いたことです。高入生の努力とそれを支えた中入生、お互いの思いやる心、団結と協力を称えたいと思います。
 高2の6月修学旅行では、離島伊江島での一泊ステイが実現。島の家族と過ごした体験は素敵な思い出になりました。旅行中、担任の先生2人がダウン。委員はこの状態に発憤。添乗員に「何かすることはありますか」など自発的に質問、見事に自主的運営を完遂いたしました。予期せぬ病気も生徒に成長の機会を与えたといえます。
 高3の体育祭では、最高に盛り上がり、担任の先生に優勝をプレゼント。明法祭ではサークルを自主的に作って参加、マラソン大会では自由参加ながら20名が走り、個人優勝を果たしました。この学年の生徒は、どんな行事にも手を抜かずに頑張っていたことが印象的です。

  さて、部活動・同好会活動では、多くの成果を挙げることができました。それは一回戦の突破であったり、都大会、全国大会への出場であったりしますが、そこで流した汗と涙は、本物の輝く青春の思い出。将来の糧にしてください。また、苦しみも楽しみも一緒に過ごした友人は一生の宝、大切にしてください。

   昨年11月15日には、創立50周年式典を行いました。来賓のお言葉「男子校っていいですね。さわやかで盛り上げる」が嬉しかったです。また、お年寄りの来賓の荷物を持ってバス停まで案内した高3の生徒がいました。気持ち良いあいさつのできるさわやか明法生として学校をリードしてくれました。50年誌のダイジェスト版には先輩の熱い思いが載っています。そこから伝統を感じ勇気を貰った人もいることでしょう。卒業の何年か後に熟成する明法での思い出、諸君も後輩に勇気の湧くメッセージを書いてください。

 東日本大震災から4年が経とうとしています。遠い昔のようですが、地震と津波の被害、原発の事故は忘れてならない教訓です。復興と事故処理はまだまだ途上、心を寄せて応援し続けてください。
 グローバル化は進み、テロ事件、紛争、環境などの問題は、世界に広がっています。日本は人口減と高齢化が進み、国際競争力の維持に問題が起きています。このような厳しい時代ですが、新しい発想が生かせる時代でもあります。五〇周年記念ポストにある、明法創立者小谷喜美先生のお言葉「世界の平和に貢献せよ」を心の底に置いて、勇気を持って挑戦して、未来を拓いてください。そして、悩んだり疲れたりしたら明法の友だち、先生に相談してください。明法は第二の故郷、諸君を待っています。
  
 「男子三日会わざれば刮目してみよ」。これは三国志にあるエピソードで、武勇に優れていたが知識が無くて軽んじられていた呂蒙が、呉の王孫権の忠告により勉学に励んで学識を深めた。その変貌に驚いている人に向かって呂蒙が言った言葉。「男子は分かれて三日もすれば大いに成長しているもの、次に会ったときには目をこすってよく見よ」ということです。諸君の今後の精進と成長を期待して、卒業に当たり、餞の言葉として贈ります。

   最後になりましたが、保護者の皆様にお祝いとお礼を申し上げます。
中学生高校生の時代は、成長の著しい思春期、様々なご苦労があったことでしょう。しかし、今ここに高校を卒業して社会に飛び立つ逞しいご子息がいます。卒業を心からお祝い申し上げます。そして、本校の発展のために常に温かいご支援とご協力を賜りましたことに厚く厚くお礼を申し上げ、式辞といたします。

  平成27年3月1日    明法高等学校 校長 大谷泰造