明法ニュース 教科指導

国立ハンセン病資料館を見学しました

教科指導

  8月30日木曜日、国立ハンセン病資料館を見学しました。これは夏期講習「社会科特別講座」のプログラムの一部として実施されたものです。明法中学高等学校社会科は夏冬春の各長期休暇中に、高3生向け受験講座とは別に、高2生以下向けに「特別講座」を実施しています。その中でも夏春休みのプログラムは「講義」だけでなく、「校外施設の見学」を含むものです。これまでに、「刑事裁判、法廷傍聴」「都電荒川線ツアー」「横須賀軍港巡り」「川越史跡巡り」等を実施してきました。

 

今回は、ハンセン病問題「偏見と差別」をテーマに講座(全4回)を設けました。中3生から高2生まで合わせて21名が参加しました。

 

4回のプログラムは、

集合写真.JPG ①講義:概論「ハンセン病問題」

 ②調査:図書、インターネットを利用し自分で調べる

 ③映像鑑賞:差別問題をテーマにした映画の鑑賞

 ④見聞:国立ハンセン病資料館の見学

で構成されました。

 

「差別問題」はいつの時代も生徒の関心が高いものの1つです。今回参加した生徒も、たいへん意欲的で、4日間のプログラムに集中して取り組んでいたと思います。特に最近、「学校のいじめ」が社会的な問題となっていることもあり、「偏見と差別」がどのように人々の心に根を張っていくのか、人間社会がどこまで「残酷」なことをしてしまうのか、等に強い関心を抱いたようです。

 

全生園(ハンセン病国立療養所)や国立ハンセン病資料館は、本校と同じ東村山市にあります。今後とも、この環境を有意義に活かして、生徒たちに「人の価値の平等」や「個人の尊厳」の大切さを伝えていきたいと思います。

 

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