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【入学式】入学式での校長式辞の要旨を掲載しました

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 4月10日(火)に本校の第49回入学式が行われました。満開の桜が咲き、素晴らしい天気のもとで、新中学1年生85名、新高校1年生143名(高入生36名)を迎えました。
多くの保護者の方にお越しいただきました。
 以下に、校長の式辞の要旨を掲載いたします。

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 暖かい春の日差しの下、今まさに桜は満開になり芽吹きの新緑とともに青空に映えています。冬のような寒さと台風並みの風雨に耐えて桜は咲きました。本日、宗教法人霊友会参事 立石昇士 様はじめ多くの来賓の皆様、並びに保護者の皆様にご臨席をいただき、ここに第49回入学式を挙行できますことは、私たち教職員、在校生にとりましても大きな喜びでございます。

 ただ今、入学を許可いたしました中学生85名、高校生143名、あわせて、228名の新入生の諸君、入学おめでとう。諸君の入学を心より歓迎いたします。受験という試練を超えた諸君の努力を称え、その努力を支え励まし続けていただいた保護者の皆様など関係者の方々に、お礼とお祝いを申し上げます。

さて、昨年の3月11日に起きた東日本大震災から1年が経ちました。日本文学の研究者ドナルド・キーンさんは次のように言っています。「これだけの大惨事に見舞われながら、大きな混乱も生まれず、粛々と落ち着いた行動をとり続けた日本人の態度は、世界中の知るところとなっています。災害に乗じて略奪が起きる国も多いのですが、日本ではそういうことは一切なく、世界中の人々は日本人を改めて見直したといえるでしょう。このように謙虚で大人びた日本人の振る舞いは、今も変わらぬ国民的な美徳だと思います」。 震災で多くの命や生活の基盤を失ったことは誠に無念で悔やまれますが、日本人としての誇り、すなわち冷静で秩序ある行動、助け合い、感謝する心、人と人との絆が見直されています。私たちは、これらのことを確かなものとして現在に生かし、後世に引き継がなければならないと思います。
 
 諸君がこれから送る中学生・高校生の時代は、人生観の基礎を培う大切な時期です。 そのスタートにあたり、諸君には3つのことを要望します。

 一つ目は、「よき習慣を身につける」ということです。
「習慣は第二の天性なり」ともいわれていますが、習慣は人の性質や行いに深くしみこんで、生まれながらのもののようになります。習慣を変えることは簡単なことではありませんが、一度身につけた良い習慣は自分のために大きく貢献します。よき習慣の基本は、「時を守り、場を清め、礼を正す」ことです。この基本に自分なりの項目を付け加えて、よき習慣となるよう努力してください。

 二つ目は、「思いやりの心」をもつことです。
思いやりとは「人の気持ちを考えて、どうしたらよいかを思い巡らすこと」。自分の考えや気持ちと同等に、他者の考えや気持ちを受け入れ調整することが、互いに思いやることになるのです。思いやりの心は行動のエネルギーにもなります。思いやり・思われることで、何でも話し合える本当の友達が出来ます。そのようにして出来た友達は心の支えになり、多くの問題に対する解決の力となります。親友は何にも代え難い一生の宝です。 
 
 三つ目は、「やればできる」という自信をつけてください。
学習や部活や委員会などに積極的に参加し、いろいろなことを学び、課題の解決に努力してください。自らに厳しい課題を与え、それに向かって日々の努力をし、成し遂げる達成感を味わってください。そして、達成感を生き抜く自信としてください。なお、何よりも大切なことは、失敗したときにそれを乗り越える勇気を持ち続けることです。
「困難無きところに進歩無し」の気持ちで挑戦しましょう。「転んでもただでは起きない」不屈の精神で粘り強く努力しましょう。

  諸君には、よき習慣を身につけること、思いやりの心をもつこと、やればできるという自信を持つことについて要望しました。

 学校生活では、多くの悩みや苦しみに出会うことでしょう。悩みや苦しみが、諸君を大きく育てているのです。でも、そんなときこそ、誰でもいいから相談してください。 

 最後になりますが、保護者の皆様にお願いがございます。

 ご家庭では、ご子息をよく観察して良いところを認め、直すべき所を指摘してください。
また、ご子息の気持ちを正面から受け止めよく話を聞いてください。文化や政治などについて話し合う時間を作ってください。

 本日から、保護者の皆様と我々教職員は分担して、また協力して生徒諸君の教育にあたることになります。保護者の皆様と我々教職員との信頼関係が必要です。何かございましたら学校にご連絡をいただきたいと思います。
 
 終わりに、新入生諸君の楽しく充実した明法生活を願って式辞といたします。

 平成24年4月10日
                     明法中学・高等学校
                               校長 大谷泰造