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【行事報告】中学2年生進路講演会

学校生活
 1月28日(土)の4時間目を使って中学2年生の進路講演会を実施しました。本校の進路指導計画に沿って、中学2年生は、「働くことの意義」を考えさせることになっています。既にこれまで、働くことについて考えるための映像を見せたり、冬休みには身近な人へインタビューをさせる指導を行ってきました。

 それを受けて、今回は、二人の保護者の方にお越しいただき、「働くことの意義」についてお話いただきました。
 
 放送関係のお仕事をされている保護者の方は、「知識の幅が狭い」「他人への関心が薄い」という今どき男子の弱点の説明から入り、そこから幅広い知識を身につけたり、さまざまな年齢の人とコミュニケーションをとる大切さを教えてくれました。その中で豊かなコミュニケーション力を身につけるために、「女の子と付き合えッ!」という激励(!)の言葉もいただけました。また、今の便利な世の中が、かえって「思考停止」を招いているという現代社会の問題点を指摘、「自分の頭でしっかり考えること」の大切さを強調されました。そして、最後に「幸せな体験をたくさんして人を幸せにしてほしい」というエールをいただきました。

 コンピュータ関係のお仕事をされている保護者の方は、「明法中の冒険者たちへ」というタイトルで、「働くことの意義」を話してくれました。初めに、「誰も仕事をしなくなったらどうなるか?」というお話があり、仕事を通じて、人や社会がつながって生きているという基本を理解させてくれました。そのうえで、自分の就きたい職業に就くために努力が必要であること、情熱や体力、判断力が大切なことをお話してくださり、最後には、今学校で学んでいることが教養の基礎であり、それが人間の品位や人格、物事に対する理解力・創造力に結びつくという貴重なアドバイスをいただきました。
 
 お二人とも、わざわざ本日の説明のためにパワーポイントのシートをつくってくれました。生徒たちも熱心に話を聞いていました。

 グローバル化が進み、大学生の就職率も下がっている今、大学受験のことよりも、もっと将来の自分像をしっかり考えることが大切だということを私たちも改めて感じた講演会となりました。


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