明法ニュース 教科指導

【国際教育プログラム】「異文化理解ワークショップ」を開催

教科指導
 オーストラリアへの出発がおよそ1ヶ月後に差し迫った第2期ターム留学生たち。12月17日(土)、11名の参加者を対象に、外部から講師を招聘して「異文化理解ワークショップ」が行われました。担当の越智先生は、開始早々一言も発することなく、各自に名札を配布し、ジェスチャーを使って名前を書くように指示。生徒達はあっけにとられながらも、黙って名前を記入。
 
 すると今度は、利き手とは逆の手で同様の作業をせよとの指示が...。生徒達は困惑した様相を見せつつも、しっかり指示通りの行動をとりました。開始5分が経過し、ようやく越智先生が口を開き始めました ―「ホームステイや学校でのコミュニケーションは、このように言葉を介さなくてもなんとなく通じるもの。今から過度に不安になる必要はありません。大切なことは、自分から相手と意思疎通を図ろうという姿勢なのです。」「利き手と逆の手で文字を書く時、上手く書けずにイライラしたでしょう?その感覚に慣れることがまさに異文化体験です。」

 続いて、ビンゴゲームを用いた握手・アイコンタクト・挨拶の練習や、フルーツバスケット形式で留学仲間達と今の期待や不安を共有し、絆を深め合うための活動が行われました。真ん中に立った鬼役の生徒が発言した内容に共感した生徒は、立ち上がって席を移るといった具合です。

「日本とは違った授業に期待している」
「ホームステイの家が豪邸だといい」
「日本ではできない体験(キャンプ・ラフティング・クリケット等)が楽しみ」
「帰国したらカンペなしで英語のプレゼンテーションができるようになりたい」
といった期待に満ちたコメントに加え、
「友人ができるか心配」
「授業についていけるか不安」
「ホームシックになるかもしれない」
等、正直な不安感も仲間達で共有することができたようです。

 そして最後は、現地で問題が発生した時のケーススタディー。2人1組のペアにそれぞれ課題(状況設定)が与えられ、「何が問題なのか」「自分ならそれをどう解決するか」を協力して話し合い、寸劇による発表会で研修は幕を閉じました。