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【明法散歩道(校長・教頭ブログ)第2回】

明法散歩道

~明法散歩道(校長・教頭ブログ)第2回~
 【2つの説明会、大きな共通点が・・・】

 10月8日の土曜日。今日は、小学生対象の「中学説明会&部活体験会」、そして若い社会人、学生対象の、明法教員「採用説明会」が開催された。この2つには、大きな共通点があった。

「部活体験会」。93名の子供たちは、保護者とともに講堂に集まり、中学説明会後、元気にグランドや体育館、理科棟に散って行った。印象的だったのは、けっして説明会では見られぬ小学生の溌溂とした表情と、案内する明法生たちの優しく誇りに満ちた姿であった。
 
 サッカー、野球、テニス、バスケット、バドミントン、バレー、棒術、剣道、科学、吹奏楽などの部活の先輩たち。科学部では、10月2日の文化祭が終わってすぐに、トランジスタ回路の実験教材作成に取り掛かっていた。どうしたら小学生に楽しんでもらえるか、どう説明したらわかってもらえるか。中学生が互いに知恵を出し合い、ときに高校生のアドバイスを受けながら、準備を進めていった。他の部活も同様である。
 
 昨日まで、宿題提出で先生に絞られていた生徒も、体験会のこのときは、自信に満ち、妙に大人びて頼もしく見えたのは、私だけであろうか。
 
 「採用説明会」。40名の大学生や若い社会人が、本校の大会議室に集まった。来春、定年で退職する先生の後任を決める採用試験が、10月後半に行われる。その試験前の説明会である。
熱心にメモを取りながら、校長の話を真剣に聞き入る若者たち。そこには、さわやかで熱い目をした青年たちがいた。この中に、来年、明法生のために一緒に汗をかき、頭を使い、心を燃やしてくれる人がいる。

 説明会終了後、参加者の一人から質問があった。「明法が目指す、"本物に触れる教育"とは何ですか?」。それに対し、大谷校長が応える。
「勉強は、教科書だけでは身に付きません。体で感じ試行錯誤を繰り返して初めて新しい学びと出会えます。そういう意味で、明法では創立以来、一貫して取り組んでいるものがあるんですよ。
音楽では、本物の楽器に全員が触れ、オーケストラ演奏を実現することで、音楽の美しさや互いに共鳴しあうすばらしさを感じ取ってもらいます。また理科では、一人3台の顕微鏡や豊富な実験設備の下、2人1組のシステムで実験、観察を行い、論理的な思考や操作を身につけ、本当のサイエンスの考え方を会得してもらいます。英語も同様。中1から高2まで、ネイティブとの会話を通じての異文化理解教育を、少人数で徹底して進めています。これらは時間がかかります。でも学びには必要な時間なんですよね」、と。

 それを尋ねた若者。得心したのか、深くうなづくと、にこやかに黙礼して去って行った。

 大きな共通点、それは、明法を見つめる子供たちや若者たちに見る、熱い視線やすがすがしい姿の存在であった。どちらも、新たな出会いに期待と不安、そしてロマンがあった。
熱心に明法を語る生徒たちや、裏方で支える教職員、保護者の方々に、深く感謝したい。
 
 くれなずむ夕日が、校舎の狭間から、木々の微妙な陰影を伝え、冷え始めた空気の中に、確かなる秋の到来を告げていた。
 (文責:教頭 早乙女)