明法ニュース 教科指導

【国際教育プログラム】オーストラリア海外語学研修報告

教科指導
 8月3日(水)~18日(木)の日程で、クイーンズランド州サンシャインコーストにあるヌーサという海沿いの小さな町に滞在しました。今年度の参加者は中学3年生2名、高校1年生13名、高校2年生8名の計23名でした。生徒たちは、一人に一家庭、それぞれ現地の家にホームステイをし、寝ても覚めても英語漬けの環境でこの2週間を過ごしました。

 日中の活動の拠点は、Global Village English Centreというオーストラリア・アメリカ・カナダの3カ国に展開するESLスクールのヌーサ校で、平日の午前中は毎日みっちりとESLの授業を受けました。我々を担当してくれたのは、英語とドイツ語のバイリンガルでドイツ系オーストラリア人のMichael先生と、アメリカNY出身でサーフィンと合気道の先生をしている夫を持つMichelle先生でした。非常に指導力のある先生方で、毎日宿題として課す英語の日記も丁寧にチェックしてくれました。初めのうちは、生徒たちが書く日記よりも先生たちのコメントの方が長かったのですが、慣れてくると段々と長い文章がかけるようになり、そんな部分でも英語力の向上を実感していたようです。

 平日の午後は授業ではなく色々なアクティビティを行い、毎日が遠足気分でした。今年度行った活動は次の通りです

 ○ヌーサの地域散策
 ○ケーブルスキー体験
 ○現地で活躍する日本人Keisuke Fujiiさん(オーストラリア認定EcoGuide/Assessor)の講演会
 ○サンシャインコースト大学訪問
 ○水族館(Under Water World)訪問
 ○現地学校(Peregian Beach College)訪問
 ○現地企業(NOVOTEL Twin Waters Resort)訪問
 ○ヌーサ川でBBQランチ。
 
 中でも、オーストラリアの大自然の一端を垣間見られたヌーサの地域散策と、現地の同じ世代の若者と接することが出来た現地学校訪問が、彼らにとって印象深かったようです。

 週末の土日は終日ホストファミリーと過ごしました。それぞれの家庭によって過ごし方は異なり、「映画館に連れて行ってもらいました」「生まれて初めてボーリングをやりました」「家の子供とずっとトランスフォーマーごっこをやっていました」「教会に行ってお祈りをしたのですが、僕はクリスチャンではないのでどうしていいかわからず戸惑いました」「ヘイスティング・ストリートに買い物に連れて行ってもらいました」「海に連れて行ってもらいましたが、こっちの海は波がとても強くすぐに疲れてしましました」「地元の教会でやっていたお祭りに家族で行きました」など、色々な土産話しを聞くことが出来ました。

 最初の週末の後は、「もう色々ありすぎてめいっぱい体験したから早く帰りたい・・・」などとややホームシック気味な声がいくつか聞こえてきました。しかし、最後の週末が明けると彼らは皆、「2週間は短すぎる!せっかく慣れてきたのにもう帰らなければならないのか?」と口をそろえて言っていました。