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【国際教育プログラム】第2回国際教養講座(国際経済・貿易)を開催

教科指導
■第2回・国際教養講座(国際経済・貿易)開催 !!
~パッチワークのように読み取るグローバル経済~


11/22(月)、高1対象の「第2回・国際教養講座(国際経済・貿易)」が行われました。

企業がアジアを中心に資本を世界各国に輸出し、現地に子会社を作り、企業内に各国が存在するといったグローバル企業・経済の現代。今後10年の間に、TPPやEPAを始めとしたFTAの促進によって、その潮流は更に加速する。そんな時代の潮流、世界経済の構図を、講師(明海大学准教授)の宮﨑礼二先生が生徒にも分かるように身近な例を用いて説明してくださいました。

「ユニクロはなぜ990円ジーンズを販売できたのか」「君たちが使うサッカーボールは10円の日給で働く児童労働の産物であることも...」 - 生徒達はミクロな視点から、マクロ経済を捉えることができたようです。

【心に残ったキーワード(生徒用ワークシートより抜粋)】
○経済が、インターナショナルからグローバルへ変わる。 
○アジアの後発新興国で生産し、安価な値段で逆輸入する。
○資本(経済)とは、安い人件費を求めて常に移動するもの。
○企業内に国々が存在する。中国からバングラデッシュへ生産拠点が移動。 
○途上国における児童労働の実態と自分たちとの待遇の差。 
○自動車産業や精密機器等、製造業の急速な多国籍企業化。
○自由貿易で生き抜くには各国が得意なものに特化すること。 
○英語という自動車(道具)で、どこに行って何をするか(将来のキャリア)が大事。

(国際教育プログラム通信 No.4より)