明法ニュース 部活動

【部活動報告】中学野球部 都大会で惜敗!!

部活動

●中学野球部 東京都春季野球大会報告

 5月16日(土)、杉並区上井草スポーツセンターで東京都春季野球大会(都大会)が開催されました。明法中学野球部は念願の初出場。都内32チームが参加する大会に、自分たちの力を出し切り挑戦するため、生徒も今まで以上の熱のこもった練習をして当日を迎えました。対戦相手は、都大会常連校の駿台学園です。

 明法としては相手の勢いに飲まれずいかに自分たちの野球ができるかが鍵です。常連校といっても相手は同じ中学生。明法は、決して負けない気持ちをもって試合に臨みました。

 先攻は明法。初回、突撃隊長の先頭打者が惜しい当たりのセカンドライナー。しかし、チームの勢いをつけるには充分でした。つづく、2、3番は凡退しましたが、いきなり自分たちの勢いを相手に見せつける事ができました。守備では、初回先頭打者にセンター前にヒットを打たれるも、次打者の送りバントをサードがキャッチ。ダブルプレーで一気に二死。後続をライトフライに打ち取り、いい流れで初回を終えました。

 両校の投手ともコントロールもよく、互いに守備でも譲らない展開が続く中迎えた3回裏一死後、駿台学園の2番打者。ファールで粘られカウント2-3。ストライクをとりにいった球を、広いグラウンド対策として下がっていたレフトの頭を大きく超えるランニングHR。ところが、ここで明法の選手とベンチの良かった点は、チームとして落ち込まず、うまく気持ちを切り替え失点を1点に抑えたことでした。4回以降は、ランナーは出すものの相手に凡打を打たせ7回を1失点で抑えました。

 攻撃面では、相手投手の角度ある投球とスライダーに食らいつきましたが、正面をつく不運なあたりもあり、6回まで無得点が続きました。ただそうした中でも、明法ベンチは意気消沈どころか気持ちの面では完全に押している状況でした。そして迎えた最終回の攻撃。2番、3番に回る好打順でしたがランナーを出すことができず二死。追い詰められた中、4番のライト前ヒットと盗塁で二死二塁。このチャンスに5番。その当たりはサード前のボテボテのゴロ。万時窮すかと思われた瞬間サードの送球がそれ、ファーストの足が離れました。ランナーはスタートを切っておりホームに生還、同点!最後まであきらめない走り、応援がこの結果を生んだのだと思います。この「気持ちでとった得点」で試合は変化します。延長戦に突入し一球一球手に汗握る展開となりました。両校ともチャンスをつくり果敢に攻めますが、なかなか点数が入らず延長9回を終えました。

 そして特別延長戦(P.O.)の10回表、無死満塁での明法の攻撃。一死から、5番の強烈なサードゴロ!しかし敵もやるもの、それを相手の3塁手がダイビングキャッチ。惜しくもレフト前には抜けませんでしたが、待望の勝ち越し点を入れました。
その裏駿台学園の攻撃も無死満塁。迎えた4番打者の打球はセンターへのライナー気味の当たり。これをセンターが飛び込むも惜しくも届かず!同点・・・。しかし後続を凡退におさえP.O.1-1(合計2-2)。

 白熱した試合はついに11回表へ。明法は残念ながら無得点。その裏明法は3塁ゴロで一死をとるも、打ち取ったボテボテのピッチャーゴロが災いとなり、ホームイン。本当に本当に残念なサヨナラ負けとなってしまいました。

 今回の都大会は、結果としては負けてしまいましたが、みんなの物事に対する打ち込み方の凄さを感じた大会でした。最もそれを感じたのは、対戦相手が決まってみんなが俄然やる気を出したことです。実力では上をいっている相手に対しても気圧されず、メンタルの面では圧倒していたのではないかと思います。これは一人ひとりの意識の結束、つまり「集中力」がもたらしたものです。そのため選手は毎日の練習からしっかり努力をしてきました。こうした集中力が生まれるとものすごい力を発揮するのです。

 今月14日からは夏季選手権大会が始まります。この結果に慢心せず、新たな気持ちで練習に望んで欲しいと思います。
今回応援にかけ付けて下さった保護者の方々、本当にありがとうございました。多くの方々の支えがあってここまで来れたことを、選手も感謝していると思います。これからまた選手は夏の厳しい大会に向けて全力で取り組んでいきます。引き続きの応援をよろしくお願いいたします。

11ブロック春季大会:試合結果
1回戦 1-1 駿台学園 P.O. 1-2



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