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社会科特別講習「アベノミクスを理解しよう」

教科指導

IMG_3688.JPGIMG_3691.JPG 7月22日から3日間、中学3年生~高校2年生を対象とした社会科特別講習「アベノミクスを理解しよう」が実施されました。実施された講習では、「お金とはなにか」「インフレとデフレの違いはなにか」「アベノミクスとその弊害」など、身近な問題であるお金や物価について学習しました。特に参議院選挙の焦点の一つがアベノミクスだったこともあり、多くの生徒が講習に参加しました。最終日には、講習の復習を含めて今後アベノミクスはうまくいくか、いかないかのアンケートをとりました。以下は生徒のアンケート内容です。「いろいろな問題が起こっている今の日本で、まずお金の回りを良くしてインフレに持ってゆくのは間違いないと思う。リスクはあるが、何かしらの政策をとってなにかはじめないと何も始まらない。」(高2)「アベノミクスによって逆に困ってしまう人達が出てきてしまう。」(高1)「消費者の気持ち次第なので、物価が高くなる前に買う人と買うのを諦める人もいると思うので、単純に収入がアップするのかが難しい。」(高1)アンケート結果はうまく行く21名、うまく行かない17名と賛否両論あり、学習をしっかりした上での判断で生徒の中でも期待や不安が大きく割れていることが分かりました。
 IMG_3687.JPG7月25日には、今回の講習の一環として校外学習が実施され、池袋にある財務省造幣局東京支局~日本銀行本店~貨幣博物館を見学しました。造幣局では、貨幣生産の様子を生で見ることができましたし、オリンピックメダルや国民栄誉賞、勲章などの製作についても詳しく知ることができました。日本銀行本店では、日本銀行の業務や建物の歴史、かつて現金が保管されていた地下金庫などを実際に見学できました。金融政策の判断やアベノミクスについての詳細については質問できませんでしたが、金融の中心に存在する日本銀行のことを実感できました。
今回の講習と見学を通して、机上での学習を実際に確かめることの大切さを学ぶことができたと思います。現地に赴くことで、理解が進むこともあるでしょう。今後もそうした学びを大切にしていって欲しいと思います。

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