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1月23日(木)中学百人一首大会

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1月23日(木)中学百人一首大会

 1月23日(木)午後の時間を使って、中学百人一首大会が行われました。冬休み中の学習課題や3学期の授業とも関連する明法中学校伝統の行事です。主催は中学ホームルーム委員会で、生徒指導部や担任のアドバイスをもらいながら、生徒たちが中心となって事前準備と当日運営にあたります。
 大会の構成は2回戦制で、全員が2試合に参加します。2試合分の獲得枚数をもとに個人・団体(クラス内で3~4名のチームを編成)の優勝・準優勝・3位・敢闘賞を決め、楯や賞状が授与されます。今年は1回戦の最初の5首を校長先生が読み上げ、その後、中学の授業を担当している国語教員にバトンタッチしました。生徒たちの表情はとても真剣、意外なほど静かに競技が進みます。それでも残りの札が少なくなると歓声や悲鳴がちらほら聞こえ、思いっきり身体を伸ばして隣の生徒にぶつかってしまうこともありました。大会結果は団体の優勝・準優勝、個人の優勝・準優勝ともに2年生が独占しました。レベルの高い選手を何人も擁していたことが勝因だと思います。
 表彰・閉会式の後に中学ホームルーム委員が会場の後片づけを行いました。机や椅子を元通りに並べ、普段の大会議室に戻します。お疲れ様でした。
 ご家庭で百人一首に親しみ、決まり字をほぼマスターしている生徒もいれば、反射神経と瞬発力を武器にして札を取る生徒もいました。取り組み方は様々ですが、これを機会に百人一首という日本の文化に親しみを抱いてくれれば嬉しく思います。百人一首の中には季節の移ろいを趣深く表現した歌があります。思いを寄せる相手への切ない心情を訴える歌もあります。千年前の大津波を暗示するかのような歌もあります。歌の内容まで踏み込んでみると、その奥深さに驚くことでしょう。