沖縄修学旅行2日目
平和について学びました
60期生の沖縄修学旅行は2日目を迎えました。今日も昨日に続き素晴らしい天気でした。
2日目のメインの学習活動は平和学習。クラスごとに、アブチラガマ(糸数壕)、ひめゆり平和祈念資料館、沖縄平和記念資料館の3箇所を見学しました。
アブチラガマから見学をしたD組。現地について、平和ガイドの方のご指導でヘルメットをかぶり、軍手をして、懐中電灯をもって、ガマの中に入っていきました。ものすごく狭く急な入口を降りると、ガマの中の広い空間に出ます。ここは、沖縄戦の当時、現地の方々の避難場所、そして日本軍の司令部、そして野戦病院として使われました。野戦病院として使われた際の悲惨な状況を平和ガイドの方が切々と語ってくださいました。生徒は引き込まれるように話を聞いていました。途中、全員が懐中電灯の明かりを消すと、もちろん暗黒。当時はこれに近い状態で、怪我をした兵士の方が治療を受けていたのです。
ガマを出たところで、ガイドの方のご指導のもと、全員で黙祷を捧げました。
沖縄戦のときには、自分が立っているその場所で、人が亡くなっているという現実を、生徒たちは強く心に刻んだことと思います。本校の少人数が、このような見学を可能にしているということを、平和ガイドの方もおっしゃっていました。
続いて、ひめゆり平和祈念資料館を訪問しました。まずは、資料館の前にある井原第三外科壕のあとにある「ひめゆりの塔」に献花をし、全員で手を合わせました。資料館に入ると、生徒と同世代の女子学生たちがどんな悲惨な体験をしたのかということを目の当たりにし、真剣に資料や動画に向き合っていました。
最後に訪問した沖縄平和祈念資料館でも、アジア太平洋戦争も含めた沖縄戦の実相を生徒は目の当たりにしました。
本校の建学の精神には「この世に生を受けたことに感謝し」とありますが、今日のような学習をすると、自分が生きていること、命がつながっていることの奇跡を感じたのではないかと思います。
アブチラガマ
https://abuchiragama.com/
ひめゆり平和祈念資料館
https://www.himeyuri.or.jp/
沖縄平和祈念資料館
http://www.peace-museum.okinawa.jp/
那覇国際通り自由散策
平和学習終了後、バスで那覇に戻り、沖縄県庁のそばで下車。そこからは3時間半の自由散策です。生徒たちはお土産を買ったり、夕食をとったり、楽しく過ごしたようです。ホテルに戻ってきたあとに聞いてみたところ、ステーキやハンバーグ、沖縄焼きそばなどなど、いろいろと食事を楽しんだようです。
もっと外国の方がいっぱいかなと思ってきましたが、意外に少なく、国際通りもそんなに混んでいませんでした。
目一杯自由散策を楽しみ、生徒はホテルに戻ってきました。
今日も天気が良く、暑い1日でしたが、生徒はみな元気です。

