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寄席の雰囲気を満喫!-芸術鑑賞教室

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寄席の雰囲気を満喫!-芸術鑑賞教室

 本日11月21日(火)、コロナ禍でなかなか実施できなかった芸術鑑賞教室を開催しました。
 
 本校の芸術鑑賞教室は、本校にある講堂にプロの皆様をお招きしての開催が伝統です。今年度は古典芸能。「寄席芸能鑑賞会」と銘打って、落語の三遊亭遊雀師匠、笑福亭羽光師匠、桂笹丸さん、三味線の成田みち子社中、太神楽の丸一小助・小時のお二人にご出演いただきました。

 まずは、遊雀師匠から落語の解説をいただき、鳴り物の体験。本校の中学生・高校生数名が自らステージに上がり、出囃子の太鼓を叩く体験をしました。遊雀師匠からお褒めの言葉をいただいた生徒たち、嬉しそうでした。
 そのあとは、二つ目の桂笹丸さんが古典落語の名作「牛ほめ」を演じてくれました。「牛ほめ」の原話は今から350年ほど前の1687年に出版された笑話本『はなし大全』の一遍である「火除けの札」だそうです。
 続いて、上方落語の羽光師匠が現代落語を披露。複雑な構造の落語でしたが、生徒はその面白さに吸い込まれていました。

 休憩を挟んで、太神楽曲芸の丸一小助・小時さんが登場。たくさんの曲芸を披露してくれました。傘に鞠を乗せて回すおなじみの曲芸には本校の生徒が挑戦。高3生は紙風船を傘の上で上手に回し、拍手喝采を浴びていました。
 そして最後は真打ちの三遊亭遊雀師匠が古典落語の「初天神」を演じてくれ、ベテランの話術で生徒を引き込んでくれました。

 4年ぶりに開催できた芸術鑑賞教室。本校の「本物に触れる教育」の一環です。今回の体験で生徒たちが日本の古典芸能に興味を持ってくれたら嬉しい限りです。