防災訓練を行いました

防災訓練を行いました

昨日9月1日(金)、2学期がスタートしました。
始業式のあとに、各部が夏休みに活躍した大会の結果の表彰を行いました。
そのあと、防災訓練を実施しました。これまではいわゆる避難訓練を中心に行っていましたが、関東大震災発生から100年目の今年、内容を大きく変えて実施しました。
テーマは大地震の際に学校のいろいろなところでどのようなことが起こるのかを、動画を見ながら想像することと、もう一つは地震発生の際にパニックが起こって発生する「二次被害」をどのように防ぐのかということでした。
最初のテーマについては、東京消防庁の「ビーバー」というサイトから、学校のいろいろな場所で大地震が起こるとどの様なことが起こるかのシミュレーション動画や、東日本大震災が発生したときの仙台空港での様子の映像を生徒に見せ、大地震が起こったときにどのようなことが起こるかを生徒たちに想像してもらいました。
もう一つのテーマについては、昨年10月29日に韓国ソウルで起こった群衆雪崩で150名以上の方が亡くなった事故を例に挙げて、どのように群衆雪崩が発生するのかなどを映像も使いながら説明し、そのうえで、講堂で大地震が起こった際の身の守り方と、冷静な避難行動の訓練を行いました。
講堂の出口はいくつかありますが、比較的狭く、また講堂を出たあとにも階段や段差もあり、落ち着いて避難しないと事故が起こります。そのようなことも生徒たちに理解させながら、訓練を行いました。もちろん、訓練から課題が浮き彫りになった部分もあるので、今後改善を図っていきます。
今後、生徒朝会などで講堂に集合した際には、今回訓練した出口から講堂を出る癖をつけることで、実際に講堂で被災した場合にも、電源が落ちて教員の指示が通らなくても、生徒が落ち着いて避難行動ができるようにしていきます。
東京消防庁「B-VR」(ビーバー)
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/bou_topic/learning/b-vr.html
ソウル転倒事故 “群集雪崩”の脅威と“窒息死”(NHKクローズアップ現代)
https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/R7Y6NGLJ6G/blog/bl/pkEldmVQ6R/bp/p5WJwq9vQm/