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【教頭日記】生徒の“旅”は続きますー海外研修

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【教頭日記】生徒の“旅”は続きますー海外研修

 教頭は仕事のために生徒より早くシアトルをあとにします。

 ★ブログをアップしている最中に、午前中に行われた現地高校生との交流の様子が、コーディネーターの方から送信されてきたので、写真だけアップいたします。
 
 ホテルからタクシーでタコマ空港に送っていただき、チェックインやセキュリティチェックを済ませ、お土産の値段の高さに驚き(笑)、今帰国便の搭乗ゲート前で、CHROMEBOOKを叩いています。

 学生時代にはバックパッカーとして、アジアを中心にいろいろな国に訪れた私ですが、その後30年近く海外に出ていませんでした。今回はほんの数日ですが、久々の海外ということで、浦島太郎になった気分でもありましたが、多くの刺激を受けました。当時と違って、スマホもあり、wifi環境も整い、色々なことが便利になりましたが、一方で、ホテルのシャワーなど使ってみると、「やっぱり日本って便利だな」と感じたり、当時味わっていた文化の違いなどを少しだけ思い出しました。

 でも、そんな私でも、歳を重ね、経験を積んだせいか、「まあ、なんとかなるだろう」という落ち着いた感覚がありました。英語も聞き取りができず、よくわからない場面も多かったのですが、まあ適当にやり過ごしたりして、相手はどう思っているかわかりませんが、何とかなっているんだからいいだろうなんて思いながら過ごしていました。

 生徒たちのほとんどは初めての海外で、文化の違いやコミュニケーションの難しさ、そしてうまくできない自分への戸惑いなどで、きっとつらい思いもしているでしょう。でも、その体験が、自分を見つける、そして見つける機会になり、自分を成長させるでしょう。経験値が上がることは成長にとって本当に重要です。

「可愛い子には旅をさせよ」という諺があります。昔の旅は本当に大変で命がけだったわけですが、あえて厳しい環境に子供を置くことで成長を促すということです。昔は当然国内旅行ですが、それでも地域による価値観の違いなどで旅人は戸惑ったことでしょう。当時に比べれば、現代は便利で安全になりましたが、一方でグローバル化が進んでおり、世界規模での価値観の違いを感じることは、「旅」という厳しい環境に身を置くと同時に、これからを生きる若者にとっては重要です。

 その意味で、今回の海外研修は、本当に大きな意味をもっています。

 生徒の“旅”はもう少し続きます。生徒の皆さん、あと1週間、貴重な体験を楽しんでくださいね!

 生徒の様子を伝えるレポートではないのに長くなってすみませんでした(._.)

 それにしても、セキュリティチェックで裸足にさせられると思わなかった(笑)