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この作品を使って自分で試験問題を作ってみよう - 中1国語

教科指導

この作品を使って自分で試験問題を作ってみよう - 中1国語

中学1年生の国語で、ヘルマン・ヘッセの「少年の日の思い出」を扱っています。
蝶の収集、クジャクヤママユ、模範少年エーミール、そして「僕」、読む人に様々な思いを抱かせ、時に胸の痛みを感じさせる名作です。

授業では「この作品を使って自分で試験問題を作ってみよう」という課題を設定しました。
1時間目 全文が印刷されたプリントを配付し、傍線や空欄を自由に書き込んで、様々な設問を作ります。
     作問のルールとして以下の三つを設けました。
     ・3問以上作ること。
     ・知識を問う問題(漢字の読み書き・語句の意味等)だけにはしない。
     ・選択問題も作る。解く人が悩み、しかも納得できるような選択肢を考える。
2時間目 グループ学習として、3~4名で作問プリントを回覧し、目を通します。
     続いて自分の自信作を発表します。解答の根拠を説明し、記述問題の場合は解答のキーワードとその配列を明確にします。
     最後にグループ内のベスト設問を決めます。
3時間目 各グループのベスト設問を作った人が全体発表を行います。
     まず問題を提示し、他グループの人に解いてもらいます。必要な時間も発表者が指定します。
     続いて解答と解説、さらに質疑応答へと進み、これを終えた時点で発表は終了です。
 
生徒たちが作った問題は実にバリエーションに富んでいます。
とてもレベルの高い問題、工夫を凝らした問題も多く、登場人物の心理に深く迫ったり、情景描写の細かい部分を的確に読みとった設問もありました。
そのまま定期考査で使いたくなるような問題もあり、教科担当としては頼もしいような困ってしまうような…。

発表も、皆、立派にやり通しました。
他グループの人が問題を解いている間に板書をしたり、解答の根拠を「◯ページの◯行目」と明確に示したり、よく工夫されていました。
将来、この生徒たちの何人かが教育実習生として明法に戻ってくるのではないか、そんな夢を抱いてしまいました。

生徒の発表が終わると、いつもの演習プリントで教材の総括を行います。
自分だけでは気がつかなかったポイントも、きっとあるはずです。