【教員研修】第3回・21世紀型教育研究会 ~授業実践報告会~
本校では毎月、21型教育研究会(学内研修会)を開催しています。今年度は各教科から23名(常勤教諭の約半数)の先生方が加入し、新学習指導要領や新大学入試に対応した21世紀型教育実践の研究を行っています。本日、今年度第3回目が行われ、以下に関する研修を実施しました。
✔ 理科、社会科から21世紀型授業実践報告(その2)
✔ 高大接続改革(大学入試改革)フォーラム参加者からの報告
✔ 大学入学共通テスト試行調査の最新情報共有(プレテスト分析&授業への反映方法検討を依頼)
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<理科実践報告(一部抜粋)>
【目的】
「4つのC、ICT活用、答えが1つでない課題」への取り組み
期末考査前の授業を利用して、中学全学年でアクティブラーニングに取り組んでいる。①個人活動→②グループ活動→③発表→④評価の順で進行する。具体的には、知識の整理(個人)→対策を創造(個人)→要約(個人)→グループ内で発表→グループ内討論・テーマ決定→資料作成→発表→生徒同士による評価である。
【内容】
中1:実験器具の使い方
中2:動物の機能・特徴を生活に役立てよう
中3:新たなバイオテクノロジー
<社会科実践報告(一部抜粋)>
【目的】
歴史的分野の学習を終えるにあたり、「歴史の"もし"を考える」をテーマに考えさせた。その際、21世紀型授業としての「4つのC」を意識したアクティブラーニングを実施した。「アジア太平洋戦争」の原因を考えた後、戦争は防げたか、戦争に対しどのような政策が出来たかをグループで考え討論、発表することを目的とした。
(今回のアクティブラーニングの流れ)①論理思考(出来事の整理)→②討論→③発表→④評価(生徒の相互評価と質問)
【内容】
①フロー・チャートを活用して、「アジア太平洋戦争」が起きることになった決定的な出来事、歴史のターニングポイント(歴史の転換点)を考える。→論理的に出来事を整理ができるか
②グループ内で考えたターニングポイントとその理由を話し合う。→他者との協働、コラボレーション
③その決定的な出来事、ターニングポイント(歴史の転換点)に対して、「どのような政策や判断をすべきだったか」を考える。→仮説をたて、問題をクラスメートと協議しながら考える
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本校の今年度の「21世紀型教育」についてはこちらで紹介しています。
2018年6月11日 【英語】オンライン英会話がスタート!(中2)
2018年6月7日 【世界史】純粋に興味を持ったテーマを深掘りしよう(高2)
2018年5月7日 【理科】理科「頭」を育てよう!(中学)
2018年5月2日 【英語】ICTを活用したアクティブ・ラーニング(高1)